境町に安心して暮らすために知るべき広域避難 境町水害ハザードマップ
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まずは“我が事”と考えるみんなで決めてみんなで避難災害時、自分は大丈夫と思ってしまうものです。いざというときに、ひとりでは避難行動を決断できないことを前提に、家族や隣近所、地域で、声かけなどの“みんなで逃げるルール”を考えておきましょう。東京大学大学院情報学環特任教授片田敏孝まさか、自分の身には起こらない。と考えてしまいがちな災害のこと。まずは、“我が事”と考えましょう。その上で、「まさかの出来事」のときの行動を、このハザードマップで具体的にイメージしてみましょう。それがあなただけでなく“あなたの家族や大切なひと”の命を守る第一歩になるのです。あなたと家族、地域の命を守るために命を守る行動を 決断できるのはあなたしかいない災害のおそれが高まった場合には、町は積極的に様々な情報を発表します。しかし、その情報をもとに、避難などの行動を決断・判断できるのはあなただけです。あなたの避難行動に必要な、情報の種類と収集方法を確認しましょう。最善をつくす!まずは町外へ広域避難利根川や渡良瀬川で氾濫のおそれが高まったときには、自宅や町内にとどまることは危険です。早めに町外へ広域避難しましょう。いざというとき広域避難ができるように、このハザードマップで避難先や避難経路を確認しておきましょう。 利根川が氾濫しそうなとき、「いつ、どこに逃げたらいいのか」地区ごとに避難のタイミング、避難場所などを分かりやすく一つにまとめた「逃げどきマップ」が完成し、この度、皆様のお手元にお届けできることとなりました。 境町では、平成27年の関東・東北豪雨災害において1名の尊い命が奪われ、内水氾濫により町内全域に甚大な被害をもたらしました。もし利根川が氾濫したら、町の90%以上が浸水し、この水害以上の大規模な被害が発生します。このため、全町あげて「広域避難」対策を喫緊の課題として取り組み、ハード・ソフト両面にわたり対策をとってまいりました。 本ハザードマップでは、「自らの命は自ら守る」ことを最も重要なポイントと定め、危険が迫る前に「自らの意思」で自主的に「広域避難」することを推奨しています。 更に「浸水被害にあった地域を先ず先に避難させる」等、災害の教訓を踏まえるとともに、平成29年7月公表の新たな利根川、渡良瀬川浸水想定区域図を反映して作成しています。 各地区では、浸水の仕方、逃げ方が異なります。本ハザードマップは皆様がお住まいの地域の水害特性を記載しています。ご家族で、各行政区で、地域一体となった避難行動について話し合い 、逃げ遅れによる犠牲者「ゼロ」を目指してマイマップ、マイタイムライン作成等の防災活動にご活用いただければ幸いです。 本ハザードマップの完成にあたり、東京大学大学院情報学環 特任教授 片田 敏孝先生に監修を頂きました。片田先生には、防災アドバイザーとして2か年にわたり広域避難プロジェクト事業を指導を頂きました。この場を借りて感謝とお礼を申し上げます。犠牲者「ゼロ」を目指して平成31年4月吉日  境町長 橋 本 正 裕2境町水害ハザードマップ

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